ムエタイ=タイ式キックボクシング
今回バンコクへ寄った理由の1つは、前回体調を崩したせいでムエタイに行けなかったからでもある。
ちなみに体調不良の原因はあまりにアホアホな理由だったので、今回は万全。
そしてスタジアムの徒歩圏内(一応)にホテルをとった。
スポーツ観戦好きな旦那と唯一、一緒に見てもそこそこ楽しいのはボクシングである。
相変わらずの意味不明チックなウンチクは炸裂するが。
私はムエタイ・チャンピオン出身のウィラポン選手が好きだ。
随分前の、浪速のジョーこと辰吉の世界タイトル戦から、ウィラポンを応援している。
何故かと言われると、そりゃ本能なので説明のしようがない。
でも、ちゃんとしたムエタイの試合自体は見たことなかったのだ。本当のファンに罵倒されそうだ。
ちなみにガイドブックなどには「賭博」「ガイジンはリングサイドへ」との説明。
・・・ルールの説明がない。足が使えるのはわかってるけどさぁ。
ま、行けば何とかなるか~ とルンピニー・スタジアムに向かう。
ムエタイにはロイヤル系のラチャダムノンと陸軍系のルンピニーの2スタジアムあるのだが
何が何だかわからないので、利便性で選んだ。
リングサイドで1500B(1B=2.7円 ガイドブックに書いてあるより値上がってた)。
何故かちゃち・・・イヤおちゃめな土産キーホルダー付き。
専用の入り口から案内されたのは赤コーナーの目の前の席。
リイグサイドには白人・日本人などの観光客と一角にタイのオジサマ(とっても元締め風)。
試合は5R制、1R=3分、休憩2分。この日10試合で良い試合もあるという。
そわそわしながら始まるのを待つと、ビールのオーダーをお姉さんが取りに来たので一杯頼む。
前座?が始まったら、選手が子供?!ひょえ!私より遙かに細っこい『男の子』だぁ。
セコンドからの身振り手振り指示の方が圧倒的に迫力モノだ。
試合が進むにつれ、体重も上がり歳も20才前後、
試合前に神に捧げる「ワイ・クルー」(踊りのようなの)も年季が入ってみえる。
そして、後ろの2~3階席のかけ声が激化してきた。賭博だ。
タイでは賭博は一応違法であるが、何故かはよく知らぬがムエタイのスタジアム内だけはOKらしい。
どうも何試合かみていると、大体3Rあたりから4Rが盛り上がる。
2~3階席の最前列当たりに点在するリングに背を向けた兄さんと観客は手を使いながら合図をしまくる。
競馬と違って試合が始まった後、例えば4Rからでも賭けれるのだろうか?謎・・・。
たまにその後ろ向き兄さんと私らの目の前に陣取っている、元締め風オジサマ軍団が目配せしている。
場合によっては、リングサイドのオジサマがセコンド陣に何やら指示だっ!
何が何だかわからないけど、スッゴイ迫力だ。
ところで、英語で途中説明が入ったのだが、ムエタイはボクシングの判定と違い
相手に対する有効パンチが多いという事で判断されるのではなく、
「華麗」に「きまり技」を決めることが重要らしい。
よって「きまり技」知らずの私達にとって判定はチンプンカンプンだったのだが
技がわからなくとも、タイのギャンブラーな人々が見れて面白かったから大満足。
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